2019年07月02日

揺らぐ「会社は株主のもの」

今日の日経17面にあった「一目均衡」ですね。

「上場企業は株主のもの」 果たしてそうでしょうか?当社のコラムで散々書いてきましたが、そもそも会社は「もの」なのでしょうか?

会社とは何でしょうか?会社を構成しているのは、株主、役員、従業員、取引先、金融機関、地域社会、国などです。それぞれのステークホルダーが会社を構成し、会社の価値を高めるために金銭であったり、労働力であったりを負担しています。どれがなくなっても会社は成り立ちません。どのステークホルダーも重要な存在です。

そのステークホルダーの1人である株主が「会社はオレのものだ!」と主張しています。本当に株主の「もの」ですか?「オレはおまえのような株主とは働きたくない!」と役員や従業員が去っていったら?会社経営は成り立ちますか?

それぞれのステークホルダーの信頼関係が強固な会社こそが「いい会社」なのではないかと思います。

 

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