2020年05月14日
いざとなったらやっぱり買収防衛策なんです
今年の買収防衛策の継続・廃止状況を見ていると、新規導入が2社ありました。
買収防衛策の導入・廃止状況~今日の導入、廃止はけっこう特徴的です~(2019/5/13 17:30時点)
6165パンチ工業と6820アイコムです。両社の大量保有報告書の提出状況を見ると、やはり特定の株主が大量保有報告書を提出しています。パンチ工業はモイスブルガー グントラム ゲーエムベーハー (Meusburger Guntram GmbH)という海外の会社に10.18%保有されています。
アイコムは、光通信が11.39%保有しています。両社とも特定の株主がこれからドンドン買い増してくるかもしれないから、念のため買収防衛策を導入したのでしょうね。まあ、買収防衛策といっても完全に買収提案の実現を阻害するための策ではなく、あくまで買収提案があったときに時間と情報を確保するためのルールですから。
何かあったら「やっぱり買収防衛策が必要だね」ということになります。普段からちゃんと導入しておいたほうがよいです。