2021年06月23日

有事導入型で対抗していた富士興産がとりあえず勝利

アスリードというシンガポールの投資家に敵対的TOBを仕掛けられ、有事導入型買収防衛策で対抗しようとしている富士興産ですが、東京地裁の決定が出たようです。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210623454551.pdf

1.決定の概要

(1) 決定日 2021 年6月 23 日

(2) 決定の内容 債権者(アスリード)の申立てを却下する。 申立費用は債権者の負担とする。

アスリードの差止請求は却下されました。

日本アジアグループでは有事導入型が否定されたっぽいような論調になっていましたが、やはりそうではありませんでした。ただ、株主総会を開催する時期が時期だけに、そりゃ却下されますよね、という感じかもしれませんが。

有事導入はダメというわけではありません。まだ決定文を読んでいないので何とも言えない部分は大きいのですが。

以下、有料記事ですがご参考まで。

No.1084 富士興産への投資は慎重に!

No.1091 注目すべきは富士興産の有事導入型買収防衛策

そして以下が今後のポイントですね。

No.1092 で、富士興産は対抗措置を発動して可決できるのか?

 

 

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