2021年12月10日

アジアインベストメントファンドが東京機械製作所の保有目的を変更

さきほどアジアインベストメントファンドが東京機械製作所の変更報告書を2本提出しました。

9:00に提出した変更報告書の提出理由は「提出者の住所の変更 共同保有者の住所の変更」です。ちなみに保有割合は前回提出時の39.52%から39.94%に上昇しています。

9:04に提出した変更報告書の提出理由は「保有目的の変更 重要提案行為等の変更」です。変更内容は以下のとおりです。

■これまでの開示内容

保有目的:支配権の取得。ただし、現時点で、発行者に取締役候補者を派遣することは予定していない。

重要提案行為等:該当事項なし

■変更された開示内容

保有目的:発行者の株式を中長期的に保有し、株主総会の取締役人事権(会社法329条1項、339条1項)に係る株主権を行使することを通じて、発行者の企業価値及び株式価値の向上を目指す。発行者の現経営陣が、提出者及びその共同保有者(以下「提出者ら」という。)との対話に応じず(提出らの質問に適切な回答をしない場合を含む。)、また、現在の経営体制のままでは経営改善の見込みが立たないと判断される場合には、提出者らは、発行者の代表取締役に対し、提出者らの株券等保有割合を32.72%以下まで減少させた後速やかに、取締役の選解任等を目的事項とする臨時株主総会の招集請求を行う可能性がある。

重要提案行為等:状況に応じ、取締役の選解任を求めるなどの役員構成の変更に関する重要提案行為等を行う可能性がある。

買収防衛策の発動が可決されたことを踏まえて保有割合を減少させるものの、取締役選解任等を目的とする臨時株主総会の開催について言及してきましたね。さてどうやって戦うんでしょうかね。

 

 

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