予定どおり旧村上ファンドがセントラル硝子の変更報告書を提出
5月20日にシルチェスターから相対でセントラル硝子株式を取得した旧村上ファンドですが、5営業日後である本日5月27日(金)16:03に変更報告書を提出しました。シルチェスターから取得した株数は2,345,200株(5.46%)でしたが、保有割合は何%になったのでしょうか?
旧村上ファンドが直近提出した変更報告書は4月15日のもので、保有割合は19.28%でした。さて今回は???単純合算すると19.28%+5.46%=24・74%ですが、、、
25.35%に上昇しました。
シルチェスターから相対で取得したことに加えて、市場内でも着々と取得していたようです
以下のニュースでお伝えしましたが、4月15日に提出した変更報告書に記載されているデータで計算すると、保有株数8,285,800株、取得資金の合計17,912,447千円なので、1株あたり2,162円で取得していたことになります。では本日提出された変更報告書によりますと、保有株数10,893,700株、取得資金の合計24,681,242千円なので、1株あたり2,266円ということになりますね。
何度もお伝えしているとおり、セントラル硝子は5月11日に100億円の自社株買いを公表しました。株価は上昇したものの、自社株買い公表後の5月20日に旧村上ファンドはシルチェスターから相対で株式を取得しました。この取引が意味するところは「今の株価では満足しない」ということだし、「100億円の自社株買いでは納得しない」ということなのではないでしょうか?
でもおそらくセントラル硝子は「今のうちの財務だと100億円の自社株買いが限界」と考えたのではないでしょうか。詳しくは以下の有料コラムに書いてありますが、だからおそらく旧村上ファンドと事前交渉することなく自社株買いを公表したのではないでしょうか?あくまで想像ですが。
No.1315 セントラル硝子はなぜこうなってしまったのか?たぶん答えはこれ
そしておそらく参考にしたのはマクセルHDではないかと想像します。
私はセントラル硝子が大豊建設やフージャースHD並みの水準まで株式を買われてしまうおそがあるのではないかと危惧しています。セントラル硝子への旧村上ファンドの投資歴は長いんですよ。4年近いです。そう考えると、かなりのリターンを期待している可能性があります。
セントラル硝子は覚悟を決めて抜本的な対抗策を打ったほうがよいと思います。