2025年03月28日

東洋経済さんが当社のコメントを掲載

東洋経済さんが当方のコメントを以下の記事に掲載してくださいました。有料記事なので、私のコメント部分だけ抜粋いたします。

〈迫る4月4日〉牧野フライスが「ニデックTOB」に対抗策、時間稼ぎで待つのは「ホワイトナイト」か

https://toyokeizai.net/articles/-/867645

「独立性を重んじるのであれば、牧野フライスは平時から対策を考えておくべきだった。狙われる可能性があると予期できたはずで、このような事態を招いた経営陣の責任は重い」

企業の買収防衛策に詳しい鈴木賢一郎・IBコンサルティング社長はそう指摘する。そのうえで「ほかの工作機械メーカーにとっても、決して対岸の火事ではない。牧野フライスの買収を断念するような事態になれば、ニデックは別の会社を狙うだろう」との見立てを示す。

状況から見て牧野フライスさんはもうホワイトナイトに頼る道にかけているのだろうと思われますが、ニデックが買収提案を仕掛けてくる可能性が非常に高かったのに、どうして平時のうちにいろんなことをやっておかなかったのでしょうか?

そしてもし本当にPEファンドなどがホワイトナイトとして登場してきたら、価格でニデックに勝てるのでしょうか?それともあっと驚くホワイトナイトが待ち構えているのでしょうか?

この事例から言えることは「経営者は有事にならないよう、平時においていかに有効な対策を打っておくかが大事だし、いざとなったら腹を括れるようにしておかなくてはならない」ということです。見極めが大事です。

ちなみに、牧野フライスがニデックに対してTOB開始時期を延期させるための対抗策を公表していますが、これはポイズンピルではありません(正確には日本で導入されている買収防衛策と呼ばれる事前警告型ルールは基本的にはポイズンピルではありません)。

TOB開始時期を5月9日以前にしたら、対抗措置として新株予約権の無償割当を発動すると言っていますが、単にTOB開始時期を5月9日以降にしてくれとお願いしているだけです。これすでに事例としてあります。

https://ib-consulting.jp/column/5455/

2005年、夢真HDが日本技術開発に敵対的TOBを実施した際、日本技術開発が買収提案を検討するための情報と時間を確保したいからいったんTOBを撤回してほしい、撤回しないなら対抗策として株式分割を実施する、とした事例です。

今回のニデックvs牧野フライス、経営者はよーくこの行く末を見ておく必要があります。

 

 

 

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