2020年04月24日

まだ「安く仕入れて高く売る」の何が悪い?って言っている人がいるんですねえ

4月18日号の東洋経済におもしろい特集があります。

「牙むく株主」

https://premium.toyokeizai.net/articles/-/23409

その中でアクティビストに関して、以下の記事があります。

経産省の先輩と後輩が激論 「株主の利益追求、悪いことですか?」

株主利益の追求は悪いことではありませんが、株主だけの利益を追求するのはダメです。安延さんという方は、村上さんたちが黒田電気に行った株主提案で社外取締役候補にした方ですね。安延さんが以下のようにおっしゃっています。

安延 確かに金融市場が肥大化すると中野さんが言うような弊害が起きやすい。ただ、それはアクティビストの問題というより、金融市場の本質的な問題でしょうね。

村上君の裁判のときに「安く仕入れて高く売る」彼のひたすら利益を追求する姿勢について、裁判官が「慄然(りつぜん)とする」と言ったらしい。そんなあほな話あるかっていうのが彼の基本なんです。だったら市場経済なんか「なし」って言えと。

安延さん、ちゃんと判決文を読みましたか?

村上さんの文春オンラインの記事

村上さんとホリエモンの仲が悪くなっちゃったみたいです

No.148 「村上ファンド」村上世彰氏がいま世に出て、どうしても訴えたかったこと

世の中、ちゃんと判決文を読まずに言いたいことを言う人が多くて困ります。一般の方は判決文など読まなくてもよいとは思いますが、少なくとも村上さんに推薦されて社外取締役になるのであれば、ちゃんと読んでおくべきでしょう。

 

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