2022年08月16日

ジャフコの有事型買収防衛策 ①有事型買収防衛策の導入は株主総会にかけるのか?

ジャフコの有事型買収防衛策ですが、臨時株主総会の基準日設定に関するプレスリリースも出ていたので、当然、有事型買収防衛策の導入議案をはかるのだろうと思っていました。

でも

以下のプレスを見ても、どうも導入議案を株主総会にかける予定がなさそうなのです。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/8595/tdnet/2174167/00.pdf

以下のニュースでも書きましたが、今のところジャフコは有事型買収防衛策の導入議案を株主総会にはかる予定はなさそうです。なぜでしょうか?

https://ib-consulting.jp/newspaper/4404/

東洋建設でしょうね。東洋建設は有事型買収防衛策を定時株主総会にはかったものの、総会前日に議案を取り下げました。おそらく否決されてしまったからでしょう。東洋建設には前田建設工業という安定株主がいたのに否決されたのです。一方、ジャフコには安定株主がいません。ゼロと言ってもいいくらいです。以下、有料記事ですみません。

https://ib-consulting.jp/newspaper/4401/

安定株主ゼロのジャフコが、有事型買収防衛策の導入議案を総会にかけても、東洋建設と同様に否決される可能性が高いと判断して、取締役会決議による導入にしたのだと思われます。

「でも有事型買収防衛策って、平時型よりは機関投資家の賛成を得られやすいんだよね?」というご意見があるかもしれませんが、それは買収条件と有事型の仕組み次第でしょう。そもそも現時点でジャフコは「旧村上ファンドが51%の株式を取得する可能性があると示唆してきたー!」と言っているだけで、旧村上ファンドは何も明言していまsん。もしかしたら「一般論として買うこともあり得ると言っただけで、具体的なことなどなーんにも決まっていません」かもしれません。ようは、具体的な買収提案を受けている状況ではないということであり、買収条件は示されていません。

これ、後でも申し上げますが、ジャフコが今回導入したのは、有事型買収防衛策じゃなくて完全に平時型買収防衛策ですよ。平時型買収防衛策を取締役会決議で導入した、とすれば非常にわかりやすいのですが、なんか知らんが、仕組みや開示をこねくり回してオリジナリティを出そうとしたがために、みんなの頭の中が「???」になっていると思います。

 

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ