2019年02月28日
No.533 重要な点は敵対的TOBが根付くかどうかではなく気付くかどうかです
伊藤忠の敵対的TOBについてマスコミが報道するのは「敵対的TOBは日本に根付くか?」という点です。コラムでも取り上げたことがありますが、日本企業の安定株主比率が低下し、あの会社が買えるかもしれないと考えれば躊躇なく敵対的TOBを選択する事業会社は出てくるでしょう。それに、事業会社だけではなく、かつてKKRは巨額MBOをしようとしたRJRナビスコに敵対的TOBを仕掛けました。アクティビスト・ファンドだって敵対的TOBを日本企業に仕掛けてくるかもしれません。