ちょっと前ですが、たまたま見つけたニュースです。業態も似ていますが、一方はMBOを選択し、一方は上場したまま経営改革をしました。なお最近MBOを公表したケースについてはいずれきちんとまとめますね。

大王海運が北越コーポレーションの変更報告書を提出し、保有割合が15.54%になりました。議決権ベースだと17.35%です。オアシスは20.09%所有しているので、合計37.44%です。

みなさんご存じの通り、大正製薬がMBOを公表しました。時価総額約4,700億円。TOB価格は8,620円（24日終値5,545円）なので、時価総額は7,000億円を超えてくるでしょう。以下、大正製薬の株価です。

以下の記事でオアシスが取得した伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)株式に関して「保有株の買い取り請求権の行使も１つの選択肢になるとの見解を示した。ロイターなどに語った」と報じられています。私はとっても？？？です。

そりゃあ株主だけの利益を考えてオリエンタルランド株を売却すれば株価が2倍になるかもしれませんが、会社のステークホルダーは株主だけではありません。株主以外のステークホルダーの利益も考える必要があります。

旧村上ファンドが11月15日に寺岡製作所の大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.78%で保有株数は1,543,800株です。寺岡製作所はMBOを公表しており、価格の引き上げを狙っているのでしょうが、今回の村上さんの攻め方は巧妙ですよ。

まったく北越に歩み寄るつもりはないようですね。大王海運が北越コーポレーションの変更報告書を提出しました。保有割合は13.25%から14.52%に上昇しました（株数27,297,300株）。議決権割合だと16.21%です。

以下、旧村上ファンドがコスモに書簡を送付したようですが、コスモ社が①単年度6割の総還元性向、②自己資本6,000億円を超えた分の全額株主還元の2点につきコスモ社がコミットし、公表することを条件に、大規模買付行為等趣旨説明書を取り下げる意向だ ...

以下をご覧ください。さてこの会社は？？？

日経の記事で以下のように報道されています。

毎年恒例といった感じですね。以下、東洋経済オンラインの記事です。上位10社にコメントします。

東洋経済オンラインに興味深い記事が掲載されています。なお余談ですが、コスモがMoMをやめて普通決議での発動にしたのは指針が理由ではないと思います。単に普通決議で戦えると判断したからです。