とうとう旧村上ファンドも地銀に手を出してきました。滋賀銀行と山梨中央銀行です。持ち分は、滋賀銀行1.67%、山梨中央銀行1.92%です。

SBIが約48％を所有しており、実質過半数を持っている状態なので、アクティビストが攻撃してもムダと思えますが、可能性はゼロではないと思います。登場するのは旧村上ファンドではありません。理由は以下のとおりです。

以下の報道によると、旧村上ファンドはSBIによる新生銀行へのTOBに応募したようです。

日経でも報道されていますが、旧村上ファンドが新生銀行株を買い増し、立て続けに変更報告書を提出しました。以下、株式の取得状況です。

あまり記憶にないかもしれませんが、実はSBIホールディングスもかつて旧村上ファンドに株式を取得され、大量保有報告書を提出されたことがあります。なお、このコラムを書いたのは旧村上ファンドが大量保有報告書を提出する前です。

難しいですねえ・・・。SBIが新生銀行の大量保有報告書を提出したのは2020年1月8日です。しかしSBIは新生銀行に対して2019年9月上旬に資本業務提携の提案をしています。ですから、新生銀行は2019年9月時点でSBIが自社に関心を持って ...