コロワイドによる大戸屋への敵対的TOBが成功しました。私は「やることをやっておけば大戸屋は助かったのに」と考えています。では何をやっておけばよかったのか？

まあ、コロワイドがまた敵対的TOBを仕掛けるかどうかはわかりませんが、私なりに次のターゲットを分析してみたいと思います。その会社はズバリ！

これまで何度か申し上げてきましたが、大戸屋はコロワイドの株主提案と敵対的TOBを分けて対応してしまったように見えます。それはガイアの夜明けを見ても明らかです。窪田さんは株主提案に勝って涙を流していましたから。

第1回からずいぶん時間がたってしまいましたが「なぜ大戸屋は買収されてしまったのかシリーズ」をお伝えします。第1回は以下のとおりです。

以下、日経ビジネスが大戸屋創業家の三森智仁氏にインタビューを行いました。いろいろと突っ込みたくなります。では始めましょう。

日経ビジネスの記事について、続きです。

以下の日経ビジネスの記事について分析してみたいと思います。いろいろとおもしろいこともわかりました。

昨日いくつかニュースをまとめましたが、ガイアの夜明けを細かく見ると「大戸屋は負けるべくして負けた」ことがよくわかります。まず最大の敗因がこれです。

大戸屋のアドバイザーを整理してみましょう。リーガルアドバイザーは森濱田松本法律事務所・外苑法律事務所で、フィナンシャルアドバイザーはフロンティア・マネジメントです。フロンティア・マネジメントという会社は独立系のM&Aアドバイザリーです。

いや、自信ないですねえ・・・。だって、ねえ・・・。理由は以下のとおりです。

両社のプレスや各種報道を見ていると、さすがに大戸屋はもう降参したように見えます。ただ、私は少しだけ「まだ対抗策を考えているのではないか？」と思っています。

ドラマの中での話ではあるもののスパイラルは防衛に成功しました。こちらは現実の世界の話ですが、大戸屋は防衛に「ほぼ」失敗し、コロワイドに支配される可能性が高くなっています。まあ、まだ役員を解任できるかはわからないので、完全に負けたわけではない ...

大戸屋に対するコロワイドによる敵対的TOBが成功しました。46.77%も所有されてしまった以上、大戸屋にはもう打つ手がないのでしょうか？いや、まだありますし、そのリスクをコロワイドも気付いていることでしょう。