2018年11月05日

No.456 買収防衛策は株主が高値で売却する機会を阻害しません

「買収防衛策は、TOBがかかった場合に株主が高値でTOBに応募することを阻害する策である」とおっしゃる機関投資家がいます。株価に対して30%のプレミアムが付いたTOBを提案されても、買収防衛策で情報と時間を確保している中で、買収者がTOBを実施することをあきらめたケースがあるから、そういうことを言っているのでしょう。しかし、これは間違いです。以下、2008年に日本電産から買収提案をされた東洋電機製造の株価を見てみます。

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ツイッターでご質問を受けたのでまとめます。一昔前なら成功しないと分析していましたが、今はどうでしょうか?うまくやれば成功させられるように思う一方で、まだまだ難しいかなという気もします。以下の通りです。

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