2025年05月23日

No.2031 豊田自動織機の非公開化が意味するものとは?

私はいつもコラムなどで書いている通り、非公開化やMBOには否定的です。なぜならPEファンドなどとともに行う非公開化は買収防衛策にはならないからです。なぜならPEファンドに買収されることにほかなりませんし、いずれ転売や再上場するとなったら、まったく意味がないからです。
こう書くと「PEファンドを入れずに負債によって非公開化すればよい」とおっしゃる方がいますが、その負債、誰が背負っていくんですか?「会社だ!」
違います。従業員が稼いだお金で元利金を支払っていくのであり、従業員に借金を背負わせるということです。成長なき借金を。
しかし今回の豊田自動織機の非公開化には大きな意味があると思っています。それは何かというと・・・と、その前に、今回の豊田自動織機の非公開化ですが、一般的な上場会社にとっては参考になりませんよ。豊田自動織機の役割を考えると、今回の非公開化はトヨタグループならではのことですから。また一部報道等では「大義がない」と言われていますが、そもそも非公開化やMBOには大義などありません。しかしこの豊田自動織機の非公開化は「意味」のあるものなのです。

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