2017年04月22日

No.83 日本郵政 減損 最大4,000億円規模 についての雑感

 日経の報道によると「日本郵政は21日、買収したオーストラリアの物流子会社を巡り、最大4,000億円規模ののれん代を2017年3月期に一括して償却する方向で調整に入った」そうです。4月22日の日経の1面や5面で記事になっています。 日経5面では「買収コスト 企業に重荷」という見出しで、日本企業がM&Aで払う買収コストが急拡大していることなどが論じられています。

 私が気になったのは、これらの内容ではありません。私が気になったのは日経5面の「郵政 買収戦略に甘さ」という記事の中にある「トール買収をけん引したのが当時の西室泰三日本郵政社長」という部分です。西室泰三???

 はい、この方です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%AE%A4%E6%B3%B0%E4%B8%89

 東芝の元社長ですね。西室さんが社長のときにウェスチングハウスの買収を決定した訳ではないのでしょうから、責めるつもりはありません。

 しかし、日本郵政が巨額ののれん損失を計上するきっかけとなった買収案件をけん引したのが、東芝の元社長という事実が笑えない事実ではないかと・・・

 本日のコラムは雑感まで・・・です。同じ日経5面の日本郵政の記事の隣に「東芝の半導体入札 KKR・革新機構が連合」という記事が並んでいるのが何とも言えません。

 

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