2017年07月26日

No.137 ベジ、攻撃を再開?

 さきほどのコラムを書いた際に「ソレキア、最近チェックしていなかったなあ」と思いまして、ふとソレキアの株価掲示板を見てみたところ気になる投稿があり、ソレキアのホームページを見ますと「2017/7/20 臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ」というプレスリリースが掲載されていました。http://www.solekia.com/ir/press.htm

 基準日は2017年8月10日です。また本日の掲載された公告は以下のとおりで、臨時株主総会は9月22日に開催されるそうです。本当に忘れたころにやってきますね。

 このところソレキアの掲示板などをチェックしていませんでした。株も手放し、株主総会も終了しましたので。臨時株主総会に出席するためには、8月10日時点でソレキアの株主である必要があります。さて、どうしましょうか・・・

 7月25日の出来高はゼロです。6320円で200株の売りが出ていましたから、場中に6320円で買い注文を入れれば100株手に入れることができました。6320円×100=632,000円・・・うーむ、臨総に出るために63万円を投下するかどうか悩ましいです。こんなに出来高のない株に手を出すのはちょっと・・・たぶん出席した個人株主が株価掲示板に総会の雰囲気などをレポートしてくれるでしょうから、それに期待します。

 今回、佐々木ベジさんが臨総の開催を請求したのでしょうか?株主総会招集請求権は「6ヶ月以上引き続き会社の総株主の議決権の100分の3以上を保有する株主の権利」ですので、佐々木ベジさんが100分の3以上の議決権を手にしたのはTOBが終了した5月です。ということは、佐々木ベジさんはまだ総会招集権を有していないと思われます。ということは佐々木ベジさんが会長をつとめるフリージア・マクロスが請求したと思われます。さて、では何を目的に臨時株主総会の開催を請求したのでしょうか?佐々木ベジさんを取締役に選任しろ、でしょうか?

 いよいよソレキアの取締役に佐々木ベジさんが就任するかもしれません。もしくはフリージア・マクロスの方かもしれませんし、一見関係性を有していない方かもしれません。いずれにせよ、これからの取締役会は、ソレキア経営陣にとっては胃が痛む会になることでしょう。

ソレキアに対する臨時株主総会の開催請求は、おそらくどこのマスコミも取り扱っていないのではないでしょうか?私の見落としかもしれませんが。村上ファンドから狙われたのであれば、世間も同情してくれますが、ソレキアの場合、ことが水面下で運ばれます。だから誰も同情はしてくれません。佐々木ベジさんはソレキアの立て直しに成功すれば実績になります。次回、敵対的TOBを仕掛ける際に「私はソレキアを立て直した!」と声高に主張するのでしょう。

 

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